「京大読書術」を読んで、ブログでアウトプットしよう!……と思ったけど……
積木昇です。
ラノベの創作本を読みに、家の近くの駅の道に行ったら、そこの近くの書店で自己啓発本を買って創作本が読めなかったです。
そんな今日読んだ自己啓発本は
粂原圭太郎さん著、「京大読書術」です。
偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」 仕事にも勉強にも必須な 「理解力」と「連想力」が劇的に身につく
- 作者: 粂原圭太郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/01/23
- メディア: 単行本
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ざっくりとしたあらすじは
第一章 読解力理解力を上げる読書術
第二章 速読術
第三章 自由な発想を養う方法
第四章 思考力を身につける読書術
第五章 実践的応用読書術
第六章 本を選ぶ基準
付録 著者が勉強になった本紹介
となっております。
この本が最初の自己啓発本にちょうどいいと思って買った理由は
本屋でこの本をちらっと読んだ内容が「本を読んだらブログ等にアウトプットしよう!」という論旨が書いてあったからです。
僕の本の買い方はちょっと買いたいなと思ったら一旦本棚から抜き出して平置きの上にタワー積みしておいて、最後にもう一回確認して買いたかったら買う買い方をしています。
本の衝動買いで失敗することがちょっと減ります。
それはおいておいて。
僕自身が活用したいと思ったエッセンス
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頭の中でイメージをしながら読むということ
これは本を読むときには当たり前だよねーと言いたくなる内容だけど、実際にはまともにイメージをしながら読むのはさけてしまいがちですね。
いかんせんイメージというのはエネルギーを使ってすることなので、楽に本を読みたいときには難しいです。
本書では「文字の映画を見る気持ちで本を読むことをおすすめする」とありますが、ラノベ等の小説だと特にそうですよね。文字の漫画とよばれることもありますし。
受賞のためにラノベを検証しながら読んでもそれは、文章の良さを考えながら検証する左脳的活動が活性化してしまいます。
イメージ優先の右脳が不活性になってしまいます。
それでは楽しめるものも楽しめないです。
ハーメルンの二次創作は脳みそ空っぽで読んでるから楽しいのかー。
ラノベを読むときに努めて右脳優先で読んでみるとします。
読み方は簡単に言うと脳内で音読せず読むということ。
これは頭の中の声がよく聞こえる系の人、雑念が多い人にとっては難しいと思います。僕自身左脳的な傾向があると感じているのですが、左脳的な人は世界とか文章を文字列として認識しているんですね。
右脳の人の場合は世界や文章を絵とかイメージで認識しているということですね。
問題としては、右脳でするする読めるのはよほど精錬されたラノベでないと難しいという現実があるのだけど。
極端に言えば、魔王がいて勇者がいる中世ファンタジー世界なのに、説明無しにコンビニがでてきて漫画読んでるファンタジー世界人がでてきたりするようなラノベとか。
理性的にツッコミできるところがあった瞬間に物語の魔力が切れるので、そういう作品に対して右脳で読めというのはストレス以外の何物でもないですよね。
そういう作品と当たったら、まともに読み続けられないかもしれないです。
売れるラノベというのはそういうツッコミ箇所を削ぎ落とされ、そのうえで、流し読みでもイメージができるほど、文字選択や言葉の使い方が工夫されているような気がしますね。
新作ってどこか、設定にちぐはぐ感があって、簡単にイメージさせてくれないところありますよね。
そこが最近ラノベを読むことから離れてしまう原因なのかもしれない。
だって面白くて疲れなかったらずっとラノベ読んでるだろうし。
グダグダ書いていたら長くなってしまった。
続いて。
いろいろとエッセンスを紹介してくださるのですが、僕は他の本も読んでいるので、正直もう知っている内容ばっかりだったので、割愛します。
もう知っているということは、知っておいても損はない程に定期的に思い出しては実践していることということですので、気になった方はこの本を実際に御覧ください。
次にひっかかった部分ですね。
2興味のない内容を読むとき
いきなりろくでもない題ですけど。
正直、新作のラノベは玉石混交のなかから宝石らしき1割を取り出したあともう一度玉石混交で宝石を取り出すレベルで読み進められるものが少ないです。
これは僕がラノベ読みとして適していないというわけではなく、普遍的に新作はダメダメな作品が多いということです。
なんでそんなことが言えるのかというと。
純粋にネリが足りない。どこかで見たことがある。ヒロインが人形。
敵がいない。危険がない。面白みが無い。波がない。登場人物の表情が動かない。どこを愉しめばいいかわからない。
読み進ませないようにしているかのような要素が雪崩のように襲いかかってきます。
ラノベ初心者の方がまだそういうものなのだと流せるかもしれないレベルですね。
新人の新作だと特に顕著ですね。
いわばラノベの新人賞作家というのは、プロと言ってもついこの前まで一冊も商業作品を書いたことのないようなアマチュアでしかないということです。
100万部作家の新作でも前作補正で1万部売れてせいぜいみたいなことになってる場合もある世界なので、新人が売れないような作品を出しても仕方ないですよね。
基本的に読みにくい要素が入っていることを理解しないと、努めてスルーする気持ちがないといけないということです。
読みにくいというのは最悪のハードルです。
社会人としてお金がある僕は読みすすめることがストレスになる作品なら読まずに放置することができます。
代わってお小遣い制の学生の場合、なんとか買ったラノベが読みにくいともったいないから無理やり嫌々読んでなんとかもとを取ろうとするでしょう。よほどひどかったら地面に投げつけるかもしれませんね。僕も学生の時、表紙に釣られたラノベがひどすぎて、読んでる間に胸がムカムカしたこともありました。表紙の可憐さからみたらとんだ汚物でしたね。
ラノベが好きになるどころか嫌いになります。
しかし、現在、いたるところの出版社からラノベ作家が誕生しているように、ラノベワナビからしたらある種のバブルが続いていることになります。
なろうからは小学生が書いたかのような作品があたかもプロ作家作品のように丁寧に装丁されて出版されております。
そこでワナビで居続ける僕が飲み込まないといけないのは、
出版されている時点で、編集者からなんらかの原石の輝きを見出されたということです。読者の数かもしれないですし、発想力そのものかもしれないです。
何にせよ、そこに商業価値を見出したことに違いないのです。
なので、究極的には商業作品として売り出されたラノベには何かしらの学ぶべきところがあるということです。
ながながと書きましたが、地雷原を突っ込んでいく勇気を持つためにこんな筆記開示めいた文章を書いてしまいました。
どうすれば、新作をワクワクした気持ちで読み始められるのか。
京大読書術ではその方法が載っていました。
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まえがきをよく読むということ
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著者を知るということ
ということです。
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まえがきをよく読むということ
まえがきは、ラノベでいうとあらすじということでいいですかね。
これは納得のエッセンスですね。
なぜならラノベ作家は特に新人作家は新人賞応募時にあらすじを4000字ほど求められることがあります。
そこで、的確に自分の作品を正確に売り込めるか、能力をみているのでしょうけど、その結果がラノベレーベル公式に載っているあらすじだとおもわれます。編集者さんが書いていたら何も言えませんが。
ということはどうしたらその作品が面白いか、面白いと感じてもらえるかを作家が必死に考えて書かれた文章のはずです。
よって、あらすじを読んでピクリとも面白くなかったら、それはもう自分に引っかかりがなにもないか、引っ掛かりを一個も設置できない作家に対して諦めるいい材料になります。
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著者を知るということ
1でだめだと思っても、それはあらすじを書く能力がなかっただけ。
そんな稀有な場合のために、著者を知って同族感を感じるこのエッセンスもいいものです。
新人賞作家は基本新人賞の受賞サイトではちょこっとインタビューとか感謝の一言、更には品評会に招かれたプロ作家審査員からのレビューも記載されている場合もあるので、身近な人間本人を感じ、読みたい気持ちがぐっとわきます。
ここでもう一個エッセンスをもらいました。
読みたいと思った瞬間にすぐに1、2行でも読んでおくということです。
読みたいと思った瞬間が一番読みたいと思ったときということですね。
本書では、本を買ったときですが、ラノベの場合は挿絵でもいいかもしれませんね。文章をちょっと読んでもその世界に浸れませんし、挿絵でイメージはすりこまれるわけですし。
以上、今回京大読書術を読んで、得られたエッセンスを抜き出して、感想を添えてみました。
まとめ
今回、京大読書術を読んだのですが、正直どこかで読んだり聞いたことのある内容をうすーく網羅したという感想が浮かんできます。
実際本を読んでブログにアウトプットしたら良いよという僕が引っかかったポイントは「そうしたほうが記憶に定着するよ」ということを言いたかっただけ?
たくさん本を読んだ方が一人ブレインストーミングが捗るよとかはもっと他の自己啓発本のすごくいい本を読んだことがある分拍子抜け感がひどかった。
偏差値95とか京大とかキャッチーな文字を表紙において、最近の自己啓発本の表紙の外国人が本を読んでるフリー画像じみた装丁で包んで売るそこらの自己啓発本だった。
著者特有の熱を感じる情報やテクニックやエッセンスが感じられなかった。
1000冊本を読んだならそこからすごい情報を本の紹介とともにやればよかったのに。
なんか書いているうちにぐちになってしまいました。
もうちょっと心にのこるこの本の芯みたいな情報がほしかったです。
ではまた。